Barnet Journal

韓国植毛と経過の記録

韓国2日目:手術②

ドナー採取のために、睡眠麻酔が点滴で入ります。

宇宙旅行だと思ってください」と言われて、最初は「そうなんだー」くらいに思って待っていたんですが、なかなか効いてる感じしないなーと少し退屈してたらいつの間にかトリップしてました。景色が流れている?猛スピード?スローモーション?

しばらくすると正気を取り戻して?話したり動いたりできるようになっていたのですが、麻酔は効いているらしいです。不思議な体験でした......(実を言うとけっこう楽しかった)。

施術前にPRP(術後の回復や生着に効果があるとのこと)のため採血もありました。植毛がすべて終わったあとに上からその液体をかけることになっていたのですが、注射の方が効きそうな気もする。あと、HIVや肝炎の検査がなかったのはよかったんだろうか。

 

採取は、専用器具のモーター音がちょっと「手術してる感」を出していましたが、痛みは全然なかったです。耳の上あたりはちょっと感覚があったので麻酔の効きが体の部位によって少し違うのかもしれません。

採取の作業はたしか3時半くらいまでだったかな。このときと、植毛のフェーズに入ってからも途中でもう1回か2回、休憩がありました。長丁場なので、尿意がなくてもトイレは行っておくのがいいです。そのときに水分補給やうがいの時間もあります。

毛の移植は、これも専用器具があるようでなんとも言えない音が聞こえるのですが、痛みはなく、途中うとうとして軽く寝た瞬間もありました。最後の方になると少し痛みが出てきたので、ときどき麻酔を追加してもらいました。

そこからすべて終わったのが8時半くらいでした。

ビッシリ埋まっております。

髪がバリバリなのは、施術中しきりにスプレーで吹きかけていた薬剤とのこと。

 

無事に終えられてよかったです。チェ院長やスタッフさん、Sさん、長時間ほんとうにありがとうございました。

 

 

ホテルに戻ったのが夜の10時近くだったので、けっこう疲れていました。クリニックから頂いた夕食(サムゲタン!)を部屋で食べて、首から下だけ軽くシャワーを浴び

 

クリニックからニット帽とネックピローも頂けるのですが(中央、右)、私は自分で用意してきたニット帽(左)を着けていました。Sさんや看護師さんに一応見せると、そちらが良さそうとのことでした。

とはいえ、着脱するときには指で広げて患部から浮かせた状態で、絶対にこすらないようにしないといけません

寝るときは、ホテルの枕に血やら何やらが付くのも悪いので、私は柔らかめのビニール(服を買ったときなんかに包まれてるやつ)を持っていきました。